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社会復帰への第一歩? 障害者手帳の取得方法について

こんにちは。労災系ブロガーめかヴです。

久々の更新です。

2022年6月時点で、私の抱えている労働問題は一向に解決の糸口が見えませんが、
社会復帰の準備も同時にしていかなければならないので、
国家資格の取得やリワークセンターの通所をしたりで、更新が滞ってました。

今回の記事は、精神障害者保健福祉手帳(いわゆる障害者手帳)の取得方法について解説します。

※最寄りの保健福祉局のホームページも併せてご参照ください。

余談ですが、当ブログの文章では基本的に、"障がい者"ではなく”障害者”(漢字表記)を使用しています。
障害者手帳の表記は見ての通り漢字ですし、行政等には「障がい者」と表記を変えただけで仕事した気になって欲しくない、という気持ちがあります。
(Twitterなどでは、私も他のユーザーに配慮して「障がい者」表記を使うかもしれませんが...)

まずやるべきこと

まずは窓口に申請用の書類を受け取りに行きます。
申請窓口は、たいていの場合、最寄りの保健所、あるいは保険センターです。
もし分からなければ、役所の保険課に問い合わせてみるのも良いかと思います。

(私も最初はどこに行けば良いか分からなかったので、まず役所の窓口に行ったところ、役所から地理的に近かった管轄の保健所に行くよう指示を受けました)

必要書類

  • 障害者手帳申請書
  • 診断書(障害者手帳用)
  • マイナンバーが分かる書類
  • 身分証明書
  • 証明写真

順番に説明していきます

1と2は、窓口で貰えます。

2の診断書は、精神科もしくは心療内科の主治医に記入してもらえます。(なお、書類作成費用は健康保険の適用外です)
規定上は「精神障害に係る初診日から6か月を経過した日以後の日に作成され、作成日が申請日から3か月以内のもの」と定められているので、
診断書が発行された日から起算し、6か月が経過してから、都合の良いときに、主治医に書いてもらうのが良いと思います。

「発病からの履歴や治療内容」についての記入欄がありますが、そこまで詳細な記述は必要ありません。
私の場合は、現在の症状に加え、「職場のハラスメントが原因で症状が増悪」とでも書いて貰いました。

3.4は身分証明書です。
マイナンバーカードがあれば、非常にスムーズですので、お持ちでない方はこれを機に作成しておくことをお勧めします。

5.は、障害者手帳に載る写真です。
「縦4センチメートル×横3センチメートル、脱帽・上半身、申請日から1年以内に撮影したもの」とあるので、事前に用意しておくとスムーズです。
(私の場合、実を言うと写真が必要なことを事前に知らず、融通を利かせてくれた職員さんが、マイナンバーカードの写真を流用してくれました。)

有効期限

有効期限は、申請受理日から2年間(2年後の月末まで)で、有効期限の3か月前から更新手続きを行うことができます。
なお、更新の案内は特にお知らせが来るわけではないので、必要な場合は忘れずに更新手続きを行いましょう!

障害者手帳取得の主なメリット

※対象者が限定的な項目(等級1級のみ、等)については割愛します

1.税制優遇

障害等級に応じて、所得税、住民税、相続税が控除されます。

また、贈与税については、信託銀行との間で、「特定障害者扶養信託契約」を結ぶと、等級に応じて非課税となります。

2.交通費の割引、または免除

交通機関によっては、障害者手帳の等級によって、運賃が割引、免除されます。
詳細は、各交通機関のホームページ等をご参照ください。

参考までに、東京都民であれば、障害者手帳を持っていると、都営バス、都営地下鉄の運賃が無料になります。
(事前に「東京都精神障害者都営交通乗車証」の発行が必要)

3.公園や公共施設の入場料の割引・免除

大きな公園や美術館、有料駐車場などの中には、障害者手帳を提示すれば、割引価格、または無料で利用できることがあります。
気になったら事前に調べてみることをお勧めします。


精神的につらいときは、どこに行くのも億劫だと思います(私もそうでした)が、
「元気になったら行きたい場所」をリストアップしてみることは有意義だと思います。

4.携帯電話料金の割引

携帯キャリア大手3社なんかは、障害者割引があったりするので、調べてみたり問い合わせてみると良いと思います。
なお、格安SIM・格安スマホは、元がすでに安いので、残念ながら、障害者割引を実施してないケースがほとんどです。

障害者手帳取得の主なデメリット

周囲からの偏見

気にしなければ何の問題もないとは言え、おそらくこれが唯一にして最大のデメリットかと思います。
私も障害者手帳を初めて取得した際、親族から「できればさっさと返納してほしい」と言われました。

最近は国際的にも人権意識も高まっており、多様性の尊重、D&I(ダイバーシティ&インクルージェンス)が声高に叫ばれる中、
まだまだ一部では障害者に対して偏見が強かったり、心無い言葉を浴びせる人が多いのが現状だと思います。

結局取った方が良いの?

個人的な意見にはなってしまいますが、社会復帰の足掛かりとして取得することについては、何の問題も無いし、恥じる必要もないと考えます。

障害者手帳をフル活用することで、様々な体験に触れ、心身のコンディションを一歩一歩、元に戻すことは立派な姿勢です。

精神障害を発症する原因というのは、(私の場合は前職の上司のパワハラがきっかけでしたが、)多かれ少なかれ、社会構造の歪みがもたらすものだと思っています。
(自分に適した仕事を選べない、属するコミュニティの人間関係が不健全である、など)

社会によって傷を被ってしまったとき、それを癒すのもまた社会ではないでしょうか?

また、障害者手帳の一番身近なメリットは、「交通費の割引・免除」だと思います。
というのも、社会復帰を目指す上で、就労移行支援事業所を利用、または利用を検討する方もいらっしゃると思いますが、
自分に合った施設を探す上で、「割引料金、あるいは無料で使える交通手段がある」というのは、非常に大きな差だと思います。

まとめ

いかがでしたでしょうか。
かくいう私も、障害者手帳を利用して、無料で就労移行支援事業所まで通所したり、みんくるガイド(都営バスの路線図)を見て、普段と違うルートで外出したりしています。

また、当ブログでは、私が実際に障害者手帳を利用して行った観光スポットの情報、感想等を、不定期連載という形でまとめています。

第一回の記事がこちらです

この記事が、皆様にとって、健全な生活を取り戻す第一歩になれば幸いです。

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労災系ブロガーめかヴ

上司達からの執拗なパワーハラスメントが原因で、休職・退職に追い込まれた際、自力で労災申請を行う。その経験から得た知識を共有すべく、当ブログを立ち上げる。

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