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【eスポーツ編】障がい者とのレクリエーション

お疲れ様です。労災系ブロガーめかヴです。

記事執筆時点では、社会復帰に向けて、ここ半年くらい就労移行支援事業所に通所している状況なのですが、先日、ひょんなことから、自身の知識を活かして、レクリエーション面でスタッフさん達に協力することになりました。

また、私が時々通っている、東京都障がい者スポーツセンターでは、職員さんが障がい者向けのeスポーツ大会を企画していました。(余談ですが、私がこのとき雑談したスタッフは、格ゲーの大会をやりたいそうです)

他にも、障がい者e-スポーツ協会なるものが発足していたり、障がい者とeスポーツを結び付ける取り組みが各地で行われています。

[外部リンク] 一般社団法人障がい者e-スポーツ協会

そこで、本記事では就労移行支援事業所や、障がい者施設等で、レクリエーションや大会に活用できそうな、ビデオゲーム(いわゆるeスポーツ)の種類(以下、タイトル)について、メリット、デメリットも含めて取り上げてみました。参考になれば幸いです。

ゲーム名をクリックすると、公式サイトにジャンプします(本記事には、著作権上の問題で、スクリーンショット等の掲載はありません💦)

また、ビデオゲーム以外、例えばボードゲーム(アナログゲーム)についても、別途記事にする予定です。

【2022/11/7 追記】

おすすめアナログゲームについても、こちらのページ(↓)で記事にしました💡

eスポーツについて

今やニュースでも聞く単語なので、今更説明することは無いかもしれませんが、念のため説明しておきます。

eスポーツ(イースポーツ、英: Esports)は、コンピュータゲーム(ビデオゲーム)をスポーツ競技として捉える際の名称である。エレクトロニック・スポーツ (electronic sports) の略称であり、eSports、e-Sports、電子競技(でんしきょうぎ)などとも表記される。

Wikipedia より引用

要はビデオゲームを実際のスポーツのように、賞金制の大会を開催し、腕に自信のあるプレイヤー(主に企業のスポンサードを受けている、プロ・ゲーマーと呼ばれる方々)が競い合う、という感じです。

このような書き方をすると、一部のプロだけが遊ぶゲームで、一般の人には無関係でしょ?と思われがちですが、最近ですと、ゲーミングPCが完備された「eスポーツカフェ」「eスポーツジム」なる施設が登場したり、有名プレイヤーが新規・初心者プレイヤー向けにYoutubeなどで解説動画を公開したりと、日本でも地道な草の根運動が行われています。

日本はゲーム大国と言われ、一人用のゲームやスマホゲームが盛んな一方、ことeスポーツに関しては後進国と言われています。
(理由は、日本人の国民性的に他人と競いたがらない、遊びのゲームにおいてまでストレスを感じたくない、など諸説あり)

【注意】この記事で扱わないタイトルについて

PC限定タイトル

一般的な就労移行支援事業所には、パソコンの台数そのものは多くありますが、あくまで事務用であり、グラフィックカードの性能面で、必要スペックを満たしていないことがほとんどですので、PCでしか遊べないタイトルは、本記事では深く取り上げません。

主な該当タイトル

League of Legends (ジャンル:MOBA)

Dota 2 (ジャンル:MOBA)

VALORANT (ジャンル:FPS)

とは言いつつも、上記のタイトルはどれも基本プレイ無料かつ、課金によって差がつかず、世界的なプレイ人口が多く、大会も盛んなタイトルですので、個人のPCでプレイできる環境があって、なおかつ興味があれば、遊んでみても良いと思います。(Dota 2だけ、マイナーですが💦)

ボイスチャット、テキストチャットは、慣れるまでは設定でミュート(非表示)にすることをお勧めします。マナーの悪いプレイヤーも一定数いるので。

暴力性の強いタイトル(戦争・ホラーなど)

就労移行支援事業所に通所している方の中には、精神系の疾患の方もおりますので、配慮の問題で、暴力的なタイトルはこの記事では取り扱わない方針です。本記事では、レーティングがCERO:D(17才以上対象)、及びCERO:Z(18才以上対象)を扱わない基準とします。

主な該当タイトル

Call of Duty シリーズ (ジャンル:FPS)

Tom Clancy`s Rainbow Six Siege (ジャンル:FPS)

Counter-Strike: Global Offensive (※PC専用) (ジャンル:FPS)

Dead by Daylight (ジャンル:非対称型対戦サバイバルホラー)

特殊なデバイスを必要とするジャンル(シミュレーター寄りのレースゲームなど)

ハンドルコントローラーなどの、特殊なデバイスの使用を前提とするタイトルは、機材の問題で、本記事では取り扱いません。

主な該当タイトル

グランツーリスモ シリーズ 等

おすすめeスポーツジャンル・タイトル

対戦格闘ゲーム

主なタイトル(他にも古今東西、様々なタイトルあり)

※PS4での環境を前提としています。また、スマブラについては後述

ストリートファイターⅤ

鉄拳7

バーチャファイター eスポーツ

GUILTY GEAR シリーズ

対戦格闘ゲームというジャンルは、過去に日本ではゲームセンターを中心に「ストリートファイターⅡ」「バーチャファイター2」等が爆発的にブームだった時期もあり、現在でも日本の強豪プレイヤーが、世界で輝かしい結果を残しています。

また、本記事の執筆時点では、各種タイトルの次回作(ストリートファイター6鉄拳8 等)がアナウンスされており、今後の業界の盛り上がりが期待されます。

メリット

  • PlayStation 4 とゲームソフト、コントローラー2台があれば良いので、プレイ環境の準備はしやすい部類に入る。(モニターのフレームレートも、60FPSで可。アーケードコントローラーを使用するかどうかはお好みで)
  • 本当の初心者同士であれば、適当なプレイ(いわゆるガチャプレイ)でもそれなりに盛り上がる

デメリット

  • 競技性が高いジャンルであり、キャラクターを操作する以外にも、キャラ相性やコンボ等の、知識の比重が大きいため、初心者の中に1人経験者が混じるだけで、レクリエーションの体をなさなくなる可能性あり
  • 2人対戦のため、観戦しているプレイヤーは退屈になりがちなので、工夫する必要がある。(卓を複数用意するとか)

大乱闘スマッシュブラザースSPECIAL

[公式サイト] 大乱闘スマッシュブラザースSPECIAL

対戦格闘ゲームとはまた違った性質を持つので、別記させて頂きます。

NINTENDO 64時代に初登場して以来、屈指の人気シリーズとなり、最新作の「SPECIAL」では、❝全員参戦❞を掲げ、シリーズ最大規模の戦いとなりました。

メリット

  • Nintendo Switch 1台と、ゲームソフト、あとは人数分のコントローラーがあれば良いので、プレイ環境の準備が非常にしやすい。
  • プレイする人数や参加者の実力に合わせて、多様な遊び方が可能(1vs1 、チームバトルなど、)
  • 追加コンテンツを購入せずとも、元々のキャラクター数がすでに多い

デメリット

  • しいて言えば、本記事の執筆時点では、最終バランスアップデートが終了しており、次回作が出るかも不明のため、競技として見たときの今後については、何とも言えません。(とは言え、人気のタイトルなので、多くのファンに支えられて、スマブラのコミュニティは続いていくとは思います)

対戦パズルゲーム

主なタイトル(他にも古今東西、様々なタイトルあり)

ぷよぷよ eスポーツ (PS4/Switch)

キャサリン・フルボディ (PS4/Switch)

ディズニー ツムツム フェスティバル (Switch)

メリット

  • ゲーム機 とゲームソフト、人数分のコントローラーがあれば良いので、プレイ環境の準備はしやすい部類に入る。
  • ゲームタイトル、環境によっては、同時に4人までプレイ可能

デメリット

  • パズルゲームという性質上、実力がはっきりと出てしまうため、レクリエーションに用いるためにはひと工夫が必要かもしれません。
  • 人によっては苦手意識を持つ方も多いゲームジャンルである

筆者は、ぷよぷよ では3連鎖が限界です💦

バトルロイヤル

広い戦場を駆け巡り、最後の一人(または最後の1チーム)になるまで、戦うというジャンルです。

一般社団法人障がい者e-スポーツ協会では、「フォートナイト」の大会の開催実績があります。

ゲームの性質上、参加者同士がチームを組んで、オンラインの見知らぬプレイヤーたちと戦う形になると思います。

主なタイトル(他にも古今東西、様々なタイトルあり)

フォートナイト (PC/PS4/Xbox/Switch)

Apex Legends (PC/PS4/Xbox/Switch) ※CERO:D (17歳以上対象)ですが、日本で非常に人気なので、特例として入れさせて頂きます。

Fall Guys (PC/PS4/Xbox/Switch)

「フォートナイト」は建築などのクリエイティブな要素がキッズに受け、「Fall Guys」は、アトラクション性の高い要素で人気を集めています。

メリット

  • 基本プレイ無料
  • 味方同士でコミュニケーションを取る必要があるため、親睦を深めるためにも使いやすい

デメリット

  • PCとコンシューマ機が一緒に遊べるため、いわゆる「PADキーマウ論争」("キーボード&マウス"と"ゲームパッド"のどちらが有利かの議論)が起こりやすいジャンルである
  • チームで負けてしまったとき、空気がギスギスしないための雰囲気作りが重要
  • ソフトは無料でも、ゲーム機が参加人数だけ必要

ヒーローシューター

様々な固有の能力を持ったキャラクターを操り、他のプレイヤーとチームを組み、拠点防衛などゲームルールに基づいて勝利を目指すゲームです。先述のバトルロイヤルに比べると、やや戦略的な要素が強い印象です。

主なタイトル

オーバーウォッチ 2 (PC/PS5/Xbox/Switch)

パラディンズ (PC/PS4/Xbox/Switch)

本記事の執筆時点では、オーバーウォッチ2の発売直後であり、爆発的な人気を見せています。

上記タイトルのうち、オーバーウォッチは競技指向、パラディンズは(弾の当たり判定が緩いなど)カジュアル指向と考えておけば良いと思います。

メリット

  • 基本プレイ無料 (オーバーウォッチは、2から基本プレイ無料になりました)
  • 味方同士でコミュニケーションを取る必要があるため、親睦を深めるためにも使いやすい

デメリット

  • キャラクターが多く、それぞれに固有の能力があるため、覚えるのに時間が掛かる
  • PCとコンシューマー機が一緒に遊べるため、こちらも「PADキーマウ論争」が起こりやすい
  • チームで負けてしまったとき、空気がギスギスしないための雰囲気作りが重要
  • ソフトは無料でも、ゲーム機が参加人数だけ必要
  • 大抵の場合、最初から全てのキャラクターが使用できず、プレイ時間に応じて解禁されていくシステムのため、キャラ選択の自由度という面で不公平が出やすい

スプラトゥーン3

[公式サイト] スプラトゥーン3

こちらも、記事の執筆時点では、発売してまだ間もないタイトルであり、盛り上がっております。

暴力性の強い作品の多かったシューティング、FPS/TPSという従来のジャンルを、「コミカルなキャラクターがインクをまき散らす」というデザインに落とし込み、キッズ向けにしたという点で革命的な作品です。

「子供向けに買ってあげたら、いつの間にか親御さんの方がハマっていた」という話もまぁまぁ聞きます。

メリット

  • (ゲームモード次第ですが)インクを塗る役、相手を倒す役、などして役割分担をすることで、シューティングゲームが苦手な方でもチームプレイに貢献できる
  • 遊べるゲーム機がNintendo Switchオンリーであるため、環境による有利・不利が比較的少ない(一応、Proコントローラー推奨)

デメリット

  • ブキ(武器)が多く、それぞれに固有の能力・特性があるため、覚えるのにそれなりの時間が掛かる
  • チームで負けてしまったとき、空気がギスギスしないための雰囲気作りが重要
  • 参加人数分のNintendo Switchとソフトが必要なため、この記事で紹介したタイトルの中でも、環境の準備がかなり難しい(なお、スプラトゥーンは、おすそ分けプレイ非対応)

ロケットリーグ

[公式サイト] ロケットリーグ(英語)

ラジコンカーを操作してサッカー等の球技を行うという、独特なゲームですので、カテゴリを分けました。

説明だけ聞いて、何じゃそりゃ?と思うかもしれませんが、れっきとしたeスポーツであり、日本でも、「全国高校eスポーツ選手権」において、「League of Legends」「フォートナイト」と並んで、開催タイトルに選ばれています。

メリット

  • 基本プレイ無料 (もともとは有料でしたが、2020年9月から基本プレイ無料になりました)
  • 味方同士でコミュニケーションを取る必要があるため、親睦を深めるためにも使いやすい
  • ゲーム機によっては、画面分割プレイが可能
  • 最初に覚えなければならない知識が少ない (少なくとも、今回紹介したゲームの中では断トツで少ない)
  • PC/PS4/Xbox/Switchのクロスプレイ対応でありながら、大抵のプレイヤーはゲームパッドを使うので、「PADキーマウ論争」が起こりにくい。

デメリット

  • ラジコンカー操作の癖が強いため、慣れるまでが大変(覚えるべき知識は少ないが、操作技術への依存度が高いゲームと言える)
  • ↑上達してレベルが上がってくると、「エリアル」と呼ばれる、空中でラジコンカーを制御する技能が求められ、難易度が輪をかけて上がる。
  • チームで負けてしまったとき、空気がギスギスしないための雰囲気作りが重要
  • ソフトは無料でも、ゲーム機が参加人数だけ必要(画面分割プレイを許容すれば、ゲーム機の台数は削減可)

その他パーティーゲーム

私はあまりプレイしたことはありませんが、単に盛り上がるのであれば、Switchとソフトと人数分のJoy-Conで遊べる、以下のタイトルも良いと思います。

主なタイトル(一例)

マリオカート8 デラックス (Switch)

マリオパーティ スーパースターズ (Switch)

おすそわける メイド イン ワリオ (Switch)

メリット

  • 勝ち負けを気にせず盛り上がれる
  • (スマブラ同様)Nintendo Switch 1台と、ゲームソフト、あとは人数分のコントローラーがあれば良いので、プレイ環境の準備が非常にしやすい。

デメリット

  • 「eスポーツ」なのか、と言われると疑問が残る

説明が雑になってきた?気のせいです。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

eスポーツという言葉が登場してから時間が経ちましたが、日本では、まだまだビデオゲームに対する風当たりが強い部分もあるかと思います。

しかし、何かしら障害のある方が、工夫のもとで競い合うという点では、発展の余地がある分野だと思います。

もし、障がい者に関わる仕事をしている方々(就労移行支援事業所や、障がい者スポーツセンターの職員さんとか)の中で、ビデオゲームを交流に取り入れようと思っている方がいましたら、今回の記事が参考になれば幸いです。

以上、ここまで読んでいただきありがとうございました。

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労災系ブロガーめかヴ

上司達からの執拗なパワーハラスメントが原因で、休職・退職に追い込まれた際、自力で労災申請を行う。その経験から得た知識を共有すべく、当ブログを立ち上げる。

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