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「社会人になって早や3か月!でも、ウチの会社ヤバイかも?」と思うきっかけ3選

お疲れ様です。労災系ブロガーめかヴです。

この記事を執筆している2021年7月時点では、新型コロナウイルスの第5波に対する警戒や、いまいち盛り上がりに欠ける東京オリンピックが話題です。

そんな中、7月といえば、社会人になったばかりの若者にとっては一般的に、ビジネスマナーなどの基礎的な研修もひと段落して、本格的に職場の一員として、仕事に取り組み始める頃ですね。

新入社員というのは、自らが仕事を行う上での判断基準が分からず、他の職場も知らないため、企業風土とか先輩社員・上司の指導に、いともたやすく感化されてしまう存在だと思います。

そのため、たとえ自分の職場が、例えばコンプライアンスに違反していたり、ビジネスを存続する上での欠陥を抱えていたとしても、中々自分で気付いたり、大っぴらに声を上げたりできないでしょう。

そこで、自分の所属している企業や職場が、健全なものかどうかを見極める指標があれば良いと思い、タイトルのような記事を書きました。なお、記事の内容は私の実体験に基づいています。

同時に、もしそんな企業に入社してしまったときに、心掛けるべきことについても(私見ですが)併記しました。悩める若者にとって、参考になれば幸いです。

将来性の無い組織の特徴3選

1.恒常的な赤字続きで、採算を改善できる見通しもない

どんな企業もビジネスである以上、程度の差はあれど利益を追求するのが普通です。

しかし社会には、中長期的な目標がないまま目先の利益だけを追い続けた結果、ダラダラと赤字を垂れ流し続けているような、残念な職場や事業部も存在します。いわゆる「ゾンビ企業」「ゾンビ事業部」というやつです。

経済的な出来事や、新型コロナ等の外的要因によって、一時的に収支が悪化しているケースはその限りではありません

「世の中の流れに乗るべく新たな業界に新規参入したはいいけど、競合他社に対する優位性が創り出せず、かといって撤退する決断もできない」というパターンが多いです。

不幸にも、そんな会社に入社してしまった、もしくは人事異動の結果、そのような部署に配属されてしまった方もいるかと思います。

社会に出たばかりの方にとっては、会計上の数字で語られてもピンとこないと思いますので、経験則ですが、そんな職場を見分けるサインをいくつか挙げておきます。

◎こんな兆候があったら危険!

  • 経営陣や事業部のトップが、事あるごとに「もうすぐで黒字転換できる」、「惜しいところまでは来ている」などと口にする。
  • 短絡的で合理性に欠けた人事異動や組織再編が、かなりの頻度で起こる
  • 30歳前後、およびそれ以上のヒラ社員の危機感がやたらと薄い(諦めムードが漂っている感じ)
  • 採算改善のための具体的な指針を上層部が出せず、現場まかせの精神論に走る(そして、上層部は保身に走る)
  • 一歩間違えば、粉飾決算と言われかねないような、会計上の数字操作を平気で行う(そしてそれを「数字のマジック」と言い切る

2.ハラスメント行為やサービス残業など、
明らかなコンプライアンス違反を黙認している

企業が利益を生み出すためには、優れた製品やサービスが必要不可欠ですが、そもそも、それらを支えるのは「人」です。

ましてや企業の人手不足が問題視されて久しいこの世の中、不法行為が跋扈(ばっこ)し、人材育成を軽視するどころか、人材を潰すような組織に未来はありません

◎こんな兆候があったら危険!

  • 上司や先輩社員が、「残業月100時間超えは当たり前だった」といった、残業量自慢をする
  • 時間外労働手当の不払い、いわゆるサービス残業が常態化している。または、残業代の申請手続きが極端に煩雑で、誰も請求する権利を行使していない。(会社側は、「残業手当は支給している。社員が申請しないだけ。」と言い逃れをするでしょう。)
  • オフィス内で、社員が別の誰かを公然と怒鳴る・侮辱するという光景が見られ、それを「指導」と言い切っている。(そして、周りは誰も止めようとしない。)
  • コンプライアンスに関する研修を行っていない。もしくは、行った上で上記のような行為が横行している。(余計に悪質です)

また、「人材育成」「長時間残業」の観点から見ると、以下のような兆候も要注意です。

◎こんな兆候があったら要注意

  • 業務を進める上でのルールが統一されていない、もしくはマニュアル等で明文化されておらず、職場の暗黙のルールや個人の知見・経験に強く依存している。それゆえ業務効率が悪く、手戻りが多い。(スタートアップ企業ならともかく…)
  • ↑の問題を誰も解決しようとしない。または、提言したら「言い出しっぺの法則」的に解決させられる
  • 社員がお互いを呼び合うときに、(さん付けしたりせず)当たり前のように苗字呼び捨てである。

補足① ~「さん」付け運動~

会社によっては、「『さん』付け運動」といって、管理職もヒラ社員も分け隔てなく、「さん」付けで呼ぶ文化があります。

しかし中には、社内の風通しを良くする狙いがある一方で、「管理職の責任感が薄くなる」といった否定的な意見もあります。

管理職を、役職名「さん」付け、どちらで呼ぶかは個人的にはどちらでも良いのですが、ヒラ社員を呼び捨てにするような職場は、どこかしらギスギスします。なんなら、パワハラの温床になるというのが私の意見です。

補足➁ ~もし、ハラスメントや長時間残業があったら?~

ひとりで抱え込まないのが良いのは間違いありません。

しかし正直な話、同期や家族、友人に愚痴ったところで何の解決にもなりません。

然るべきところ(会社の内部通報窓口、それでも解決しなさそうなら、職場を管轄する労働基準監督署)に相談しましょう。

3.特定の部署、または特定の個人に権力が集中している

メーカーで例えると、顧客の要望を重視したい営業部と、品質やスペックを優先したい開発部が対立する、程度の話ならどこの業界にもあります。

しかし中には、権力が特定の部署や個人に集中してしまい、機能不全に陥る組織も存在します。

◎こんな兆候があったら危険!

  • 特定の部署だけ明らかに人員過多である(目先の売り上げを立てるために、営業部がやたらと多い、など)
  • そもそも組織の構成がいびつである
    (例:営業部員は多いのにマーケティング部隊がいない。開発・製造部の規模に対して、明らかに品質保証/品質管理部の人員が少ない。など)
  • 何事も、ワンマン経営者(あるいはその親族)の鶴の一声で決まり、その周りにはイエスマンしかいない

組織に将来性が無いと感じたら?

手段1:とりあえず3年くらい我慢しつつ、スキルアップに勤しむ

「給料やボーナスはそこそこ良い」「独身寮などの福利厚生が充実している」などのプラス材料があり理不尽なことはあるけど許容範囲内ならば、焦って転職するよりも、日々の仕事をこなしつつ、通勤時間などのスキマ時間を活用して資格取得や語学力アップを目指すことをお勧めします。

英語力に関しては、TOEIC800点程度あれば、日系企業への転職ならばイージーモードと言えます(経験談)

ただし、外資系企業の場合は、面接の時点で実践的な英語力を問われるので、TOEIC一辺倒では厳しいです。(これも経験談)

また、この記事の前半で「業務のルールが統一されていない職場は要注意」とは言いましたが、どうすれば業務を効率よく進められるかを自身で考えるのも、プラスになります。

「一度作成した書類はテンプレートとして手元にファイリングしておく」といった些細なことから、もう少し踏み込んで、「事務書類の記入を自動化するマクロやプログラムを自作」でも良いでしょう。

「定型作業をミスなく手戻りなく手早く片付ける」というマインドセットは、どこの職場でも応用できる、いわゆるポータブルスキルですので、若手のうちから意識しておくに越したことはないでしょう。

手段2:さっさと転職する

先ほど、「とりあえず3年」と言いましたが、長時間残業や職場ハラスメントが原因で体調を崩しそう、というのであれば話は別です。

私が社会人になった直後は、ちょうどリーマンショックの余波で、就活シーンはいわゆる「買い手市場」(企業側優位)だったこともあり、何があっても「石の上にも3年」信仰が強かったと記憶しています。

しかしその後、全く事情が変わり、「第二新卒採用」という言葉も生まれ、当時は無かった「退職代行サービス」なるものも普及しています。

〈外部リンク〉

第二新卒AGENTneo
【退職代行ガーディアン】
 

劣悪な環境の職場で、しなくても良い苦労をして体を壊すくらいなら、早々に見切りを付けることも選択肢の一つだと思います。

いわゆるブラック企業というものは、酷使されている労働者が行動を起こさない限り、淘汰されることはありません。

手段3:部署異動を願い出る(…ための準備をする)

先に言っておくと、「上司との人事考課面談で異動したい旨を伝えた結果、希望が叶った」という例をあまり聞いたことがありません。

しかしながら、ある程度大きい企業ならば、選択肢に入ってこないこともないと思います。

何もしないのも勿体ないので、「手段:1」と被る部分もありますが、もし別の部署でチャレンジしたいことがあるならば、それに向けた知識を、仕事以外の時間でコツコツと蓄積していくのが最善だと思います。

もし、異動のチャンスがふと転がってきたときに、自分がそれまでに準備し、磨いてきた知識があるのとないのとでは全然違います。仮に転職するにしても、そうした経験は大いに武器になり得ます

まとめ

いかがでしたでしょうか。

昨今の、様々な要因によって激変する世界を生き残るには、「個人がどう考え、どのように行動するか」が、これまで以上に重要になってきます。

会社や上司の言う事は、半信半疑で受け止めるぐらいがちょうど良いのではないかな、と思います。

以上、ここまで読んでいただきありがとうございました。

補足

当サイトでは、職場の環境が原因で疾病を患った方が、労災申請を行うための手順を解説しています。

もちろんそんな事は起こらないに越したことはないですが、万が一、自分が被害に遭った時のために、このサイトを思い出して頂ければ幸いです。

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上司達からの執拗なパワーハラスメントが原因で、休職・退職に追い込まれた際、自力で労災申請を行う。その経験から得た知識を共有すべく、当ブログを立ち上げる。

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